尊敬しているけど軽蔑している。

野沢尚さんの「ふたたびの恋」の表題作で出てきた言葉です。

 

最近尊敬できる人に出会いましたか?

 

尊敬できるという感覚を抱くのは人それぞれだと思います。

尊敬できるという感覚はどういう場面で起こるのでしょう。

 

素晴らしい小説を読んだ時

ゲームがうまい人に出会った時

効率よく仕事している人に出会った時

人をまとめてトップに立てる人間に出会った時

 

自分ができないことをやれる人。

僕が尊敬できるなと感じるのはそのような人に会った時です。程度に差はありますがすぐ尊敬してしまいます。ちょろいです。

 

最近ようやく社会に出ることになったので、新しく人に出会う機会が増えました。

少人数の会社です。僕より経験してきた人達がより近くに感じられます。

自分ができないことをやれるという意味ではみなさん尊敬できます。

 

しかし、人と付き合っていくともちろんその他の面もたくさん見れてきます。

尊敬できる人の軽蔑する面を見つけてしまうこともあるかもしれません。

 

軽蔑するということは人に何かを求めているという裏返しだと思います。

理想像を裏切られた。この人はこういう風にいてほしい。

そんな気持ちが軽蔑という感情に変わってしまいます。

 

軽蔑してしまった時、その人にどう向き合うのかというのが大事。

当たり前ですが、最近思います。

軽蔑するから付き合わないというのも一つです。

でも、尊敬できるという気持ちを持ち続けて付き合い続けていければいいですね。

 

 

ふたたびの恋 (文春文庫)

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