お暑いですね
最近暑くて暑くてもうエアコンつけてしまいました。電気代が怖い....
今日読んだのは
川島誠「セカンド・ショット」
表紙のバスケットゴールに惹かれて、古本屋で購入。150円。
9編の短編集でした。
どれもなかなか面白くて一気に読んでしまった。個人的には小中高校生に焦点を置いた小説は感情移入できて面白いな。まだまだ若いってことかな。
特に印象に残ったのは、「電話がなっている」ですね。裏表紙にも幻の名作と書いてあるけれど、本当によかった。
子供は15歳のときの試験で階級分けされてしまう世界で、主人公の子はAクラスのエリートコースに進むんだけど、主人公に勉強を教えてくれていた幼なじみの女の子は直前の事故のせいで一番低いEクラスになることになってしまう。で、幼なじみの子が電話かけてくるんだけど、主人公は出ないのよね。主人公が女の子に恋心抱いてるのはわかってるから、階級ちがっても(変な意味ではなくて)養ってやれよと思ってたんだけど、、、読んでる途中は。でも、実はEクラスって言うのは....><
何となく予想はつくと思うけど、悲しい結末だけど、「そんな世界なのか。でも、心のどこかでは納得してしまう」っていう世界観ではあった。
うん。今思えば、全体的に人間には能力的なり経済的なりの階級は存在していて、そこをどう折り合いつければいいのか(つかないものではあるが)みたいなことを伝えたいのかなとも思うね。